新居日誌(5):近所付き合い

マンションでの近所とは同じフロアの隣人たち、上下のフロアの隣人たちを指すのだろう。中でも密接な関係があるのは同フロアのお隣りさん(横お隣さん)が第1であるのは勿論だがその次に大事だと思ったのは、階下のお隣りさん(下お隣さん)である。戸建てと違って自分が発する物音は横お隣さんよりもむしろ下お隣さんに響くことだろう。入居して暫くは自分の立てる物音に一々ビクついていた。何しろ片付けのために物の移動が頻繁で、それに輪をかけて(自分も年取ったなぁ、と思うのだが)物をよく取り落とすということに気がついた。これまでと同じことなので気にしていなかっただけで、握力が低下しているのだろうし、その上注意力も散漫になっていて物を取るとともに思いは次の動作の方に移っていてしっかり握る前に次の動作に移ろうとして、握っているはずのものを取り落としてしまうのだ。その度に首がすくむ。その内下お隣さんから「いい加減にしてくれ!静かにしてくれ!」と怒鳴り込まれるのではないかとビクビクした。幸いそういうことも起きなくて段々、物が片付いてきて移動の頻度が減り挙動も落ち着いてきたのか、ヘマも減ってきている。それともう一つ気が付いたことは、自分が下お隣さんにかける迷惑を、逆に上お隣リさんからも同様に受けるはずなのだがそれが殆ど無い、というか全く気にならない。静かに過ごしているのだろうが、建物の防音対策が必要十分なだけ考慮されているのかもしれない、と良い方に解釈することにした。だとすればこれまで自分の出した物音も下お隣さんにはそれほど響かなかったのかも知れない、などと思ったりしてみる。かくして最近ではマンション住まいへの軟着陸にもどうやら成功したような気になっている。


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