阿川大樹:「終電の神様」

終電・・・・現役時代に時たま終電を意識させられたことがあった。特に自宅が多摩地区にあっての本社勤務時代は都心で飲み過ごしたり、時には残業が終わらなくて。そんな終電に乗り合わせた時に事故に遭遇したら、と考えるとゾッとする。 … [Read more…]

宮部みゆき:「この世の春」上、下

この作家の江戸物。とある藩藩主の幼少期から受けてきたストレスによる錯乱(精神病)から解き放ってあげようと苦心する幼少期から守役をしてきた老家老と色んな関わりを持って集められた人たちの苦心の記録のようなものだろうか?催眠術 … [Read more…]

野上 卓:歌集「レプリカの鯨」

サラリーマン川柳かとも思う。似たような時代を生きてきた自分にもぐっとくるような歌の数々。印象に残ったもののいくつかを紹介する。 ○ 職退けるのちも仕事の夢を見るたぶん死ぬまで折々に見ん ○ 平穏に退きたる過ぎ行きに解雇を … [Read more…]

砂原浩太郎:「いのちがけ」

副題が「加賀百万石の礎」とあるのが内容をすべて言い表している。生まれ育った故国なのでその加賀藩を誕生させた前田利家の生涯を村井長頼という臣従の視点で描いたという着眼点が面白いと思って読んだ。ストーリーは信長-秀吉-家康と … [Read more…]

山本一力:「つばき」

この流行作家もあまり手にしてきていない。余りに流行作家になると読む意欲が削がれるのはどうしてだろう?なんだか粗製乱造しているような気がしてならないからかもしれない。本作は江戸の一膳飯屋「だいこん」を若くして立ち上げたうら … [Read more…]

知念実希人:「仮面病棟」

法月輪太郎という作家が解説を書いている。ミステリー小説、身寄りのない寝たきり患者を率先して受け入れるという療養型の病院田所病院を舞台に設定した医療ミステリーという構えが現代的だ。そして腎臓移植という医療行為をお使っている … [Read more…]